子宮頸がんの豆知識
危険!先進国で日本だけが増加の一途!子宮頸がん罹患率

*本ページのイラスト・図表データは、MSD製薬より了承を頂いた上で、パンフレットより抜粋し掲載しています

日進月歩で医療が進歩し、多くのがん死亡率が低下、平均寿命が延びている中、日本の子宮頸がん患者だけが先進国で唯一増加の一途をたどっているとされています。

  原因は、平成25年4月に子宮頸がんワクチンの定期接種*が実現したものの、副作用と推測される事例が発生したために、厚生労働省が接種勧奨を差し控えるという発表を行ったためと推測されます。
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定期接種とは国が接種を勧奨し、市町村が接種を行わなければならないワクチンのこと

  しかしその後、副作用とされた症状と子宮頸がんワクチンの因果関係は証明されておりません。仮に接種しなかった場合でも、副作用とされる症状は十分に起こりえたことがわかっています。

  子宮頸がんワクチンによる副作用!という中途半端な報道により、
【子宮頸がんワクチン = 危険!】
というイメージが植え付けられた結果、先進国の中では日本だけ、子宮頸がんの罹患率が増加傾向にあると考えられます。



 実際、当クリニックには子宮頸がんワクチンで来院される患者様は毎月多くいらっしゃいます。
しかしそれは、院長が英語・中国語・マレーシア語を話せる為であり、接種される約8~9割は外国の方であるのが現状です。

  2018年に、【ワクチン接種プログラム対象女子の世界13ヵ国の接種率】のデータが発表されています。その中で、
日本以外の12ヵ国の子宮頸がんワクチン接種率は、31%~99%に対し、日本の接種率は0.3%という1%にも満たない驚きの結果が出ています。
 このことから、日本の接種率が桁違いに低い現状に納得できると思います。
私たちは、子宮頸がんによって多くの助かる命が失われた可能性と事実を
、いま一度真剣に考えるべきなのかもしれません。

シルガード9(9価ワクチン)とは?ガーダシル(4価ワクチン)との違い

シルガード®9はヒトパピローマウイルス(HPV6、11、16、18、31、33、45、52、58型)の感染を防ぐワクチンです。

 子宮頸がんの原因は、ヒトパピローマウイルス(Human Papillomavirus:HPV)という、ごくありふれたウイルスの感染によるものです。
 シルガード®9を接種することで、子宮頸がんの原因となるHPVの16、18、31、33、45、52、58型に加え、尖圭コンジローマの原因となるHPVの6、11型に対する抗体がつくられます。シルガード®9は、これにより子宮頸がんや尖圭コンジローマを予防するワクチンです。

 HPVには多くの型があり、そのうち20種類程の型が性交渉により感染し、発がんリスクがあると考えられています。シルガード9は、発がん性の高い9つの型の感染『90%以上の子宮頸がん(頸がん前区病変、外陰上皮内腫瘍、膣上皮内腫瘍)と尖圭コンジローマ』を予防できるとされています。

 ガーダシルは、上記のうち4つの型の予防しかできない為、今回国内承認がおりた(2021年2月~発売)シルガード9は、子宮頸がんの予防に、さらに大きく貢献できるでしょう。

 

 

接種にあたっての注意事項


〇未成年の方は保護者の方と同伴での受付のみとさせて頂きます。

〇シルガード接種の際、接種前の問診等の準備と接種後の安静と合わせ、最低1時間は必要となりますので、あらかじめスケジュールに余裕をもってご来院ください。

〇来院時、問診票の記入と共に、全例『ワクチンQダイアリー』への情報登録が義務となっております。(この登録をしないとシルガードの接種は受けることができません)

〇登録内容は、患者さんの個人情報と、体調についてのいくつかの質問です。

〇アプリがダウンロード可能な携帯電話等の端末と、メールアドレスの情報を持参くださいますようお願いします。

*シルガード以外で、ワクチンの接種を近々予定されている方は、シルガード接種後、2週間以上はあけてください。

接種について

〇接種年齢は、9歳以上の女性のみ

〇費用は自費のみが対象(ガーダシルのように公費による助成は現時点ではございません)

〇接種部位は、上腕か太もも
(クリニックの経験上、腕よりも太ももを選択された方の方が、接種時、接種後の痛みが少ないという感想が多いです。)

 

シルガード®9の接種により、次のような副反応があらわれることがあります。
異常が認められた場合は、すぐに医師、薬剤師、看護師に相談してください。

 一般的にワクチンを接種すると、接種した部位が腫れたり痛むことがあります。これは、体の中でウイルス感染を防御する仕組みが働いているために起こる症状で、通常は数日間程度で治まります。長く続いたり、気になる症状がある場合は医師に相談してください。

全例登録の必要性について

 従来のガーダシルでは、65%のカバー率にとどまっていましたが、シルガード9では子宮頸がんの原因の約90%をカバーできることになりました。しかし、既存のワクチンでは重大な副作用として、過敏症反応(アナフィラキシー、気管支痙攣、蕁麻疹等)、ギランバレー症候群、血小板減少性紫斑病、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)なども報告されております。また、広範囲に広がる痛みや手足の動かしにくさ、不随意運動などを中心とする「多様な症状」が認められました。

 このためシルガード9は接種者の全例登録により症例の情報収集が求められているので、どちらの医療機関で接種をしても『ワクチンQダイアリー』への登録が必要となります。

しかし、副作用として報告された症状と子宮頸がんワクチンの因果関係は完全には証明されておらず、仮に接種しなかった場合でも、副作用とされる症状は十分に起こりえたことが分かっています。子宮頸がんワクチンには副作用がないとは断定できませんが、そのリスクは証明されておらず、接種によって救える命の方が明らかに多いということが世界的に明らかになってきています。また、小児への子宮頸がんのワクチン接種は、世界保健機関(WHO)でも推奨されており、各国の政府が中心となって、世界中でワクチン接種が実施されているようです。

 

子宮頸がんとは?